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ZOZOTOWNが開発した「 ZOZOSUIT 」のニュースを見て、アパレル企業で働くあなたは何を思ふ。

皆さんはこの衝撃のニュースを目にしましたか?

全身を瞬時に採寸、ボディスーツ「ZOZOSUIT」無料配布 「ぴったりの服」注文可能に

文中を引用します。

 「人が服に合わせる時代から、服が人に合わせる時代へ」――スタートトゥデイは11月22日、スマートフォンと組み合わせ、身体を瞬時に採寸できるというセンサー内蔵ボディスーツ「ZOZOSUIT」の無料配布を始めた。年内開始予定のプライベートブランド「ZOZO」で活用するほか、「ZOZOTOWNでのお買い物も圧倒的に便利に」(前澤友作社長のTwitterより)なるという。

いやいや、ハンパないでしょう。これ。

でもその驚きとともに、このニュースが紙面になると、どうしてこうも盛り上がりに欠けちゃうんだろうなって今朝の繊研新聞を見て思ったところです。

1ページ丸々使っても紹介すべきでしょう

ね。記事を見ると、一応トップ面ですが、その他のニュースと同じ扱い、いや、それ以下かも。もっとデカデカと載せるべきです。きっとこれを見たおじさん、おばさん達は、ZOZOTOWNがまた何かやるみたいだね。ふーん。ま。私達には関係ない事だろうね。うん。若い子達が考えてる事だから。僕達は今できる事をやろう。時代に合った事をやろう。これはあくまでも未来の話だ。その頃には僕たちは生きていない。くらいにしか捉えてないような気がする。それこそ「 お前はもう死んでいる 」ええ。北斗の拳の世界です。

では。一方のSNS上は?

もうまるで空気感が違う。前澤社長が自ら個人を出してツイートしていることで(  ←ここ重要。あ。もちろん知り合いでもなければお会いした事もありませんのであしからず。)とてつもなく拡散され、一瞬でTwitter上でトレンドにもなっていました。

ねー。文章ちゃんと読んだ?しっかり理解した?

ZOZOSUITは、街頭やコラボ企業経由等、圧倒的な速度で世界中で無料で配りまくり、体重計や体温計のように一家に一台の存在にします。そして、世界中のお客様の体型を最も知り尽くした企業となり、そのデータを元に一人一人にピッタリの服を提供する、世界でも類を見ないファッション企業を目指します。
< 前澤社長のツイートより >

死んだよ。アパレルの人達、これでますます死んじゃう。もう革命です。これ。ただでさえ、お店で洋服を買わなくなった時代に、こんな事やられたらたまったもんじゃありません。

ZOZOのIDにお客さまの身体のデータが蓄積され、お客さまの情報がまるわかりに

ZOZO SUITを無料で配布。無料ですよ!ボクたち、私たちの正確な身体のデータが世界中から取れる。これにより、まだまだネットショップだと試着できないというサイズ感の不安を抱えてる人の問題を解決。そしてその採寸データに基づき商品の提案。amazonのように「 あなたが過去購入したお洋服はこちら 」と表示されるだけじゃなく「 あなたに合いそうなお洋服はこちら 」みたいになっていくことでしょう。そしてお客さまの需要も把握できる事から、在庫をそこまで抱える事もなくなる。リスクの減少。更にはこのデータを元に洋服だけではなく、ダイエットや健康等の商品やサービスといった今後の展開も考えられる。 そう。ZOZOTOWNにしかできないビジネスが広がり、ますます企業拡大へ。そんなところではないでしょうか。

震えました。ニュースより先に、前澤社長のツイートにボクは震えた。

 

だから思わず予約しちゃったもん!!(笑)

 

お恥ずかしい話?ボクは過去ZOZOTOWNで一度も購入した事がないので、新規会員登録から始めました(笑)奪われたー!ボクの個人情報ばかりか、体型データまで奪われたー!(笑)でもこれを嬉しく思うか、恐ろしく思うかはあなた次第やで!アパレル諸君!!

まぁ。とにかく。ボクはこれは興味があるし、知る必要もあるし、体験しなくちゃいけないと思ったわけ。一応ボクもアパレルの社長なんでね!コーヒーとか、米とか、ビールとか作るけど、お洋服も作ってるんでね!

そしてこのボディスーツが手元に届いた時にどうなると思います?

 

想像して。

 

そう。

 

ZOZOSUIT( サイトより勝手に拝借しました )

SNS上はこの #zozosuit だらけになる事必至!

今SNS上で話題と一部ではささやかれる #Keisukeokunoya の比じゃない。( 当たり前か(笑))日本人だけじゃなく、外国人も #zozosuit のハッシュタグを付けて、とにかく拡散される事でしょう。そのツイートを見て、まだ知らない人たちが「 なにそれなにそれ? 」って更に盛り上がり、より有名になっていく。YES!ZOZOSUITまみれ!

ヤバいね。とんでもない事やっちゃったね。

でもさ。これ見て聞いて焦っても仕方がありません。だってマネする事もできないし、争う事もできない。じゃあ、ボクたちはどうするかって話です。

だからボクはこれを見た時、震えとともに、この刺激的なニュースを喜んでいる自分がいました。いいね。いいね。どんどんこういう企業が増えていったらもっと刺激的な世の中になる。アパレルだけじゃなく、どんな業種業態でもこういった大企業が増えていく事は良いことです。ますます精査されていく。この世の流れには逆らう事もできない。何もしない人は、ただただ呆然と眺めているしかないのです。

じゃあ、もう一度聞きます。

あなたは、あらゆるテクノロジーを駆使しつつハイブリッドな大企業を選ぶか、個性的でマニアックな小さい会社を選ぶか

あなたはどっち?

そりゃボクのブログを読んでる人は後者でしょ。後者を選ぶでしょ。

でもね。ZOZOSUITのニュースを見て、素直にこう思いました。あ。これ、ボクもうやってるじゃんって!

あらゆるテクノロジーは駆使できないし、大企業としての資本に裏付けされた商品力や販売力も持ち合わせてない。でも個性豊かでマニアック、個人の関係性で成り立つスモールビジネスはできてるなって。

そう。ボクのブランド、Keisuke okunoyaでね。

最近発売した2つの商品のフォトギャラリーを更に更新しましたよ!

Keisuke okunoyaのニット帽

短パンコーヒーと益子焼マグカップ

こんなお客さまの顔が見えるブランドをボクは見た事がない。いつも会ってる人、何回かしか会った事のない人、一度も会った事がない人。その購入率の割合はやく3割づつくらい。一部では「 知り合いだけに売ってるブランドじゃん 」と揶揄されているSNS上でしか販売しないこのブランドも今では2億の売上に到達しました。在庫なし、店なし、ネットショップもなし。じゃあ、その粗利は?ね。ボクはこうして今できる事をやるだけ。そしてより関係性を強固なものにしていきたいだけです。

そう。ある意味、皆さんもTANSUITを着てるようなものですから!

TANSUIT(笑)

ZOZOSUITのニュースを見て、改めて思ったのはそんなこと。

ZOZOTOWNとユニクロの動きに今後も目が離せません!そして短パン社長にも!!

それではー!

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