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お客さん目線はもちろん大事だけど、お客さんに媚びた作品がこれからたくさん現れてしまうのは問題

なんか書いてたら長くなっちゃいました。今日のブログはおヒマな人だけ読んでくれたらと思います。

なぜボクの大好きな映画は人種差別問題やテロ、同性愛や殺人などが題材されてもOKなのに、その次くらいにボクが好きなファッション業界は、そういったものを連想させるだけで炎上し、謝罪、発売中止、更には商品化までできなくなってしまうのか。

グッチ“黒人差別”批判相次ぐ セーター販売中止を発表

イギリスの高級ブランド「バーバリー」が”自殺を連想させるパーカー”を謝罪

なんだか最近、以前にも増してこうした高級ブランドの炎上ニュースが取り上げられてます。( 尚、グッチのセーターと、バーバリーのパーカーのデザインについてのボクの意見は・・・ノーコメントでお願いします笑 )

そういえば、昨年もドルガバのニュースがめっちゃ話題になりました。覚えてるかなー。たしかブログにも書いたような気がします。

と、まぁ、こんなニュースばかりが取り上げられると、世界の名だたるデザイナーたちの感性や個性、自由な発想、表現までもが奪われ、良い作品が生まれなくなってしまうんじゃないかと心配になったりもします。最もボクらのような小さい企業は何やっても特には問題も起きず、そもそも眼中にもされないから、とにかくやりたいことをやる!が大事なんだけど、世界的に有名なブランドはそうはいかない。しかもその歯止めをかけたり、一番意見が強かったり( 意見が尊重される )するのが一般の消費者や、全く関わりのない個人になってしまうというのはいささか問題では?とも言いたい。

これに近い事は先日のブログにも書きました。SNS上で最も強いのは、顔のない弱い人。

SNS上で最も強いのは、顔のない( 匿名の )弱い人。相次ぐ不適切動画のニュースを見て思うこと。

お客さん目線はもちろん大事だけど、お客さんに媚びた作品がこれからたくさん現れてしまうのは問題だということ

伝わってますかね?

なぜならそれはSNS上でどれだけ一般の人たちに注目されるか?を重要視するブランドが増えるから。インスタ映えもその1つ。もちろん大事かもだけど、果たして本当にそれでいいのか?

ファッション業界だって、映画業界だって、我が道を行く。そういう存在は絶対に必要。どんなに時代が変わろうとも、人に合わせず、引っ張っていく、創造の主みたいな、荒くれ者みたいな人がたくさんいなくちゃね。映画だったらやっぱりMナイトシャマランとかね。

だってあのデヴィッドフィンチャーまでもが映画の事を「 99%は妥協の産物 」とまで言っちゃうんだもん。ハリウッド映画がディズニー、マーベル( アヴェンジャーズ )だらけになったら問題なんだよ!たのむね!

あ。ごめんなさい。完全にマニアックな話になってしまいました。が、続きます笑

明日いよいよ行われるアカデミー賞授賞式だって、今年ホストを務めるはずだったケビンハートがツイッターでとある発言をし大炎上し、自ら辞退したのは有名な話。またその他にもあの監督が、あの俳優が、性的暴行疑惑や、セクハラ発言などで、次々にオスカーの舞台から降りることを余儀なくされている。事実はどうなのかは分からないけど、その話題が持ち上がるのはもちろんSNSからってこと。しかも個人の発信が大きい。世界中が注目するイベントだから尚更かもしれないけど、もしかしたらその決定権は見ず知らずのどこかの人間にある。ってなってしまうのも問題だと思いません?

購入者側が、鑑賞者側が全て決めてしまっては、いい作品は生まれない

尚、今回のアカデミー賞は、これはあくまでもボク個人の意見ですが、昨年や、一昨年に比べると、ノミネートされてる作品や俳優陣は若干の地味。そこまでアツく込み上げてくるものがないという意味ね。ただただ気になるのが、Netflix作品の「 ROMA/ローマ 」が作品賞を取ってしまうのか?ということ。だって映画館で上映されてない映画だよ!これって前代未聞なの!

藤村先生とも先日そんな話で盛り上がりました

もしこのローマがアカデミー賞を取ってしまったら!と、この先映画界に与える影響も考えて、あえてこの作品に投票しない人もきっと現れるでしょう。どんなに素晴らしい作品でもです。

だって現に英国のアカデミーがこのローマを作品賞をあげたこところ、イギリスの大手映画館チェーンはこぞってクレームが出てるとのこと。そりゃ、そうだ。選ばれたって映画館で公開される事はないんだもんね笑

その他の作品賞にノミネートされてる映画

この映画が作品賞を取ったら時代が大きく変わるとも言われています。Netflixは映画協会にも加入し、配給会社にも肩を並べるほどの強大な力を手に入れる事でしょう。

とはいえ、アカデミー賞に選ばれる作品はいつだってそう。ボクが勝手に予想してるグリーンブックも、上映館はtohoシネマズ日比谷のみだもん。選ばれたらもちろん上映館数が増えるんだろうけど、大抵少ないし、あまり人気がない。だから作品賞にボヘミアンラプソディが選ばれることもないし、女優賞にレディーガガが選ばれることもない。でもでもラミマレックはありえるかもよ!今回も波乱はあるのか?!ローマが取り新時代のスタートとなるのか!いずれにしても要注目です。( きっとボクだけ笑笑 )

と、ここまで完全なる個人的な話でブログを書き綴ってしまいましたが、ボクの好きが伝わってくれてますでしょうか。

また、決めるのはお客さん。購入してくれるのはお客さん。読んでくれてるのはお客さん。と、いつも言ってるボクが、若干矛盾してる事を書いてるかもしれないけど、どんな想いで書いてるかは伝わってくれてますよね?きっと。

そこまで盛り上がらないと言いつつ、明日のアカデミー賞授賞式もK奮してたらすみません。今年こそ生で観たすぎて、その為だけに今更ながらWOWOWに入っちゃったしね。

というわけで、今日は以上です。

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