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今年最後のメディア掲載はなんと少林寺拳法の会報誌に!顔の見える「あの人」に楽しんでもらいたいというのがボクの動機

今年最後のメディア掲載はなんと!少林寺拳法の会報誌でした!

先日のLABのイベントに参加してくれた香川県の一般財団法人少林寺拳法連盟 振興普及部部長 兼、琴弾道院の道院長 兼、琴弾スポーツ少年団支部長 兼、会報少林寺拳法編集長でもある(肩書き多いな!笑)倉ちゃんこと、倉本亘康氏によるインタビュー記事です。

実は一度7月の食のイベントの前後にこの会報誌のインタビューを行うはずでした。が、ご存知のようにコロナの影響で残念ながら延期に。というよりも、オンラインに切り替えての取材をお願いされましたが、そこはしっかりとお断りをしました。なぜかって?ボクらは会うことに意義があるからです。いつになってもいいから、倉ちゃんのその足でTANPAN LABに来れるその日までオレはずっと待ち続けるからと伝え、倉ちゃんが涙を流していたのを今でも覚えています。

アツい漢のツイートはこちらから。勢い余って全文見せそうになってたので止めました笑

でもね。思いのほか、早く来れたんです。11月にLABのイベントに参加できたんです。もし今だったら、もっと言ったら来年だったら分からなかったかもしれない。そもそも倉ちゃんもある程度の覚悟をして東京に来てくれたんだと思います。その気持ちに応えて、ボクもしっかりアツい話をしました。少林寺拳法と短パン社長が一体どう繋がるんだよ!と思うことなかれ。仕事、教育、遊びだってそう。想いは同じなのです。

顔の見える「あの人」に楽しんでもらいたいというのがボクの動機

倉ちゃんの達筆とともに届いた会報誌

下記に全ページ閲覧できるようにjpgデータを載せます!

画像を指でアップにするとよく見えます。お時間ある人は是非ご覧ください!

とっても良記事です!!

はい。いかがでしたでしょうか。というか読んで下さいましたか?

きっとね。この取材をできて、この話を聞けて、一番喜んでいたのは、編集長でもある倉ちゃんだったと思うんです。私の言いたいこと、思ってたこと、惜しみなく話してくれたってね。

もし!読みづらかった方は下記に全文載せますのでこちらでも是非!!

PROJECT DOUBLE CIRCLE特別インタビュー

顔の見える「あの人」に楽しんでもらいたいというのがボクの動機

本誌に奥ノ谷社長のインタビューを載せたいと編集部会議に諮り、了承を得たのが2020年6月。取材日程も決まっていたが、折しもコロナ第二波が到来。直前に出張がキャンセルとなり、取材は保留となった。その後も上京するのは難しい時期が続き、8月にはオンラインでの取材を提案した。

しかし、奥ノ谷社長からは二つ返事で断られてしまった。「こんなときだからリアルにこだわろう」と逆に励まされた。そして実現したリアル取材。奥ノ谷社長がそこにこだわった理由とは―。

自己紹介を兼ねて、一年中短パンを穿いている理由を教えていただけますか。

「人と違うカッコがしたいな」と思ってジーパンを切ったのが初めでした。

その後、ファッション業界で膝上短パンが流行ったことがあって、インターネットで「短パン」と検索するとボクのブログが出てくるもんだから、その頃はテレビ出演の依頼が殺到しました。一年の2/3は短パンで過ごしていましたから。でも、真冬の福井県を歩いているときに「短パン社長なのに長いズボンを穿いてる!」って言われて(笑)。それからは覚悟を決めて、一年の3/3を短パンで過ごすようにしています。つまり一年中ってことね(笑)。今ではスーツを買っても全て切って短パンにします。

矢継ぎ早に二冊の著書を出版されましたね。

テレビに出ている頃から出版の打診はありました。ただそれは、ちょっと有名になったのに乗っかろうって感じで、自分としてはあまり気持ちが乗らなかった。

2019年5月に白馬(長野県)で短パ※ンフェスっていうのをやったんですが、直後にKADOKAWAさんから「ぜひこのタイミングで」って熱烈オファーがきまして。テレビにもめっきり出なくなったのに。

ちょうどその年、仲の良い経営者が著書を出していて、ライバル意識もありましたし、ほかの友人も勧めてくれたので話を受けることにしました。

一冊目が好評だったのもあり、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年の春、もう一度、KADOKAWAさんから「今こそ、世の中を元気にする本を出しませんか」とオファーがあって、誰かを元気にできるなら…という思いから二冊目を出版しました。

コロナ禍の中、TANPAN LAB(短パンラボ)をスタートさせましたね。TANPAN LABについてお聞かせください。

TANPAN LABは会員制のコミュニティスペースです。2020年の3月末にオープンさせました。ボクは洋服以外にも、お米、カレー、コーヒー、ビール…など、好きなものがたくさんあります。ボクが「好きだ」と発信すると、「欲しい」と言ってくれる人が現れて。それなら…と作ってみると、みんな喜んで買ってくれるんです。ボクにとって顧客であり、友人でもあるそれらの人のことを思い浮かべながら、「その人たちを楽しませるにはどうしたらいいか」って考えながら行動していった結果、辿り着いたのがラボという形です。

2019年5月に開催した短パンフェスでは、喜んで協力してくれる人が想像以上にいて。フェスは長野県でしたが、東京だったらもっと集まりやすいんじゃないかって。それでこのスペースを創ることにしたんです。オープン後、すぐに緊急事態宣言になって。さすがにその期間は自粛しました。でも、宣言解除後は3月よりも多くの方が会員になってくれました。ラボは空間であり、会員制のコミュニティ。入る人が管理されているというのは(不特定多数が来ないという意味)、コロナ禍においてはメリットに働いた。狙ってたわけじゃないですけど。

人を集めて何かをやって、喜んでもらう。そこに我々(少林寺拳法)とTANPAN LABの共通項はあると思っているのですが、これから〝人が集まることの意味〟ってどんな風に変わっていくと思いますか?

いい質問だね(笑)。ボクの身のまわりに集まる人も、コロナの影響で減りました。

でも、コロナがあったことで、自分とは違う価値観を持った人が誰なのか、よく分かったとも思っています。だから、身のまわりに残った、本当に価値観を同じくしてくれる人とその仲間を大事にすればいいと思っています。この人たちこそ、本当にボクのお客さんであり友人だ!ってね。

コロナを恐れて外に出ない人、度重なるメディアの報道に操られ経済まで自粛しようする人に勇気を届けようと一人必死に、SNSはもちろん、ここラボでも伝えてきました。その言葉に元気をもらった人もいれば、そうじゃない人もいる。全員には届けられない。仕方ないことです。

そして、何でもコロナのせいにしない方がいい。いま起こっていることは、コロナ以前から兆候があったことじゃないか?って考えるんです。ただ、コロナを理由に疎遠になった人がいたとしても、本人に理由がない場合もあります。家族のこととか、社員のこととか。だから、本当に大事にしたい人間関係なら、自分も裸になるし、相手にも裸になってもらって、本当のところをちゃんと分かち合わないといけません。ほとんどのビジネスや生活において、人のぬくもりがなければそこには繁栄もない…ということは多くの人が感じていると思うんです。

じゃあ、限られたチャンスの中で、どういう人とぬくもりのある関係を築いていくのか。そういうことがこれからとても重要になってきたわけです。

だから、人数(購入者、フォロワー、会員数など)を増やすことはあまり考えていなくて、それよりも関係性の濃さを高めることの方が重要だと思っています。ここ、伝わってるかな?オンラインも、アナログで直に会うことも、どちらも大切にすべき。目的と状況に応じて、両方を上手く使い分けてこそだと。

状況や環境の変化をよく見て、自分の考えはしっかり持たれている。そういう感覚はどのようにして育まれたのですか?

自分でもよくわからないんだけど(笑)。やっぱり両親のおかげかな。ボクの兄は難関大学に現役合格して、MBAを取って、今はシンガポールで社長をやっています。弟のボクもそういう道にと思われがちだけど、両親は本当に自由にやらせてくれました。小中高とスポーツしかやってなくて、勉強はそっちのけ(笑)。実はファッションのことも全然知らなくて。高校は制服だったから、修学旅行のとき、両親が持たせてくれた洋服を着て行ったら、友人から「奥ノ谷、オシャレだね」って。「マジかよ。オレ、オシャレなのかよ」って(笑)。それが洋服を好きになるきっかけでした。

今は会社でも自由にやらせてもらっていて、色んな所を飛び回っています。実際に行動して、何かに触れる中で感じたことをすぐに行動に移すよう取り組んでいます。そのことによって感性は磨かれていると思いますね。アパレル業界の流行に無頓着なところもあって、そういった情報はむしろスタッフが教えてくれます(笑)。

若い世代に対して、どのようなまなざしを持たれていますか?

ボクは40代だけど、SNSは本格的に流行りだす前からやってきました。しかし、今の20代は当たり前にSNSを使っている…なんだけど、ほとんどの子が、SNSは仕事に繋がらないと思っていますね。ボクはSNSを通じて人間関係が広がったり強くなったりして、自分の商品が売れたという実感を持っているから、このラボに若い子たちを集めて、SNSは仕事にも活きるんだよって教えたりします。

SNSではフォロワーを増やすことが大事に思えてくるんだけど、それは少し違うと思っています。「フォロワー」は“素性のわからない誰か“じゃなくて、“ちゃんと関係ができている誰か”だと考えた方がいい。だからボクは、自分の知っている誰かを思い浮かべながら、ツイートしたりブログを書いたりしている。それでボクのことをよく知ってもらい、フォロワーと強い関係が出来たから、ビジネスにもつながったと思っているんです。

奥ノ谷社長はセミナーや塾を運営されています。社員教育も含め、人を育てることについて何を大事にされていますか?

「どんな人にも必ず価値がある」そう信じています。「ダメな社員はいない。ダメな社長がいるだけだ」というのがボクのポリシーで。言い換えれば「ダメな子どもはいない。ダメな大人がいるだけだ」とも言えるかも知れません。

何ができるか・何が得意かとは聞かないのですが、何が好きかということは必ず聞きます。そのことによって個性を活かしてあげることができるかもしれないと。そのためには“教える”ことよりも“一緒に学ぶ”ことが大事だと思っています。以前、引きこもりの子がセミナーに来たんですが、好きなことを聞いていくとYouTubeだと。それでYouTubeのことを聞いていくと、ものすごく詳しい。楽しそうに話すんです。それを聞かせてもらって、ボクからは「君の好きなYouTubeをたくさんの人と共有する方法があるんだよ」って。そうやって互いの価値と価値を交換する。これが一緒に学ぶことだと思うんです。

相手の好きなことが、自分にとって興味のないこと…ということはないのですか?

そういうときもありますが、「聞く必要がない」とは思いません。知識や情報として、それらを知っておくことは有益だし、楽しいことだと思っていますから。

どんな人が相手であっても、率直に、対等に向き合うべきだと思っています。上からいくのもダメだし、下からいくのもダメ。人間と人間の関係は、あくまでリスペクトを前提とした信頼関係だと思うからです。

奥ノ谷社長のセミナーでは、SNSを使った発信に必ず触れると思うのですが、世代に関係なく話をされるのですか?

大事なことは、自分の想いをホンキで伝えたいと思える相手に伝えることです。この取材もそう。伝える相手はボクが選ぶ。そういうこと。

昔はたくさんやっていた講演会やセミナーを今では全然やらなくなったのは、何百人という受講者が全員、ボクの伝えたことをやるわけじゃないと気づいたから。熱くなるのはその日限りで、冷めるのもはやいんですよ。だってみんなやんねーんだもん(笑)。だったら、少ない人数でも、ホンキでやってみようという気持ちのある人を対象にしたいと思った。

その点から、自分より若い人に熱量を注ぐことが多いです。もちろん、年長者でも本当にやる気のある人には真剣に伝えますけどね。

これから社会に出ていく学生に伝えたいことって何ですか?

自分で何とかしなきゃいけないっていう気持ちとか、仲間をつくる力とか。そういうものだと思っています。

このラボには、30歳以下の若者を集めてセミナーをすることがあるんですが、そこにはIT社長や学生、アルバイトなど、様々な人が集まります。でも肩書は後回し。まずは対等の立場で、互いのことに興味を持つことから始める。それが出来るのは、僕自身がそういうポリシーで言行一致させているからだと思っています。

人間関係がとてもフラットなんですね。僕らの世界(少林寺拳法)では、やはり[教える側]と[教わる側]という立場がハッキリしている部分が強い。そのことで良い部分もありますが、これからの時代には上手にアレンジしていく必要もあると思っています。

少林寺拳法の歴史がこれからも紡がれていくうえで、その関係性を上手に崩すことは大事だと思います。その点では、ボクを取り上げたことで、崩しに入っているような気はするけど(笑)。

以前、とても厳格な会社でセミナーを行ったことがあるのですが、始める前から“アウェー感”がハンパないわけです(笑)。でも、ボクはそういうのに動じない性格なので、その後も楽しくセミナーをやり切りました。その会社は、それから少しずつ社風が柔らかくなって、昨年は営業や開発部門でない女性社員の提案した新商品がヒットしました。いい空気が生まれ、社員の参画意識が高まり、成果に繋がったんです。

本誌の今号のテーマは「刮目」です。奥ノ谷圭祐がいま刮目しているものは何でしょうか?

自分というものをしっかり見つめられているか、ということではないかな。自分の自己開示ができていないのに、人のことを知ろうというのはおこがましいし、自分が勉強していないのに、周りの情報を語るのも筋違いですよね。

自分でよく考えて、自分の気持ちに素直になって、自分という人間をしっかり伝えて…。そして、それに応えてくれる人と付き合っていく、というのがこれからの時代には大事だと思っています。

これだけ情報が身のまわりに溢れてくると、人間はブレやすくなります。ブレた状態で情報を受け止めると良い結果にはつながりませんよね。だから、眼を見開いて時代や社会を観るというのなら、まず自分というものにとことん向き合っておかないと。

以上になります。

最後に倉ちゃんとのツーショットも載せておこう。

なぜか米俵と

この『 会報少林寺拳法 』が倉ちゃんが携わる人だけじゃなく、より多くの人に何かキッカケを与えることができたらとっても嬉しいです。

尚、この会報誌が欲しい!という方は彼にメッセージをしてくださいねー!

またTANPAN LAB会員の方には年明けの短パン通信に同封します!

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