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自分の値段、自分の商品やサービスに値段を付けるのが難しいという人が多いけど、果たして本当にそうなのか。どんな仕事でもそこには人が動いているといことを忘れてはならない。

先日ブログでも値段の話に少し触れました。

としちゃんにリュックサックを直してもらった時の値段の話です。なんかネタにしてるみたいでごめんね。

Keisuke okunoyaのリュックサックを直してくれる人がこんな近くにいたなんて。としちゃんが経営する「ファッションいずみ」のお直し技術が高すぎる件

みんな、自分の値段や、自分の商品、サービスの値段を付けるのが難しいと言います。これはボクの2冊目の本の質問でもありましたし、オンラインセミナーの時の質問にもありました。

基本、その商品のコストが出て、そこに利益分を乗っけて価格を決定することが多いと思いますが、これもまた業界によってマチマチで、洋服なら25%〜30%、みたいな暗黙のルールがあったりするけど、それだって生産された数量によってコストなんか変わるし、なんかみんな、謳い文句のように「 中抜きできてるからその値段でやれてます!」みたいなことを声を大にして言うけど、実際のコストなんて見せてもないし、お客さんには分からない。だから他より安い。とか、他より利幅が少ない。とか言っても、あんまり説得力なんてないんです。

また、ボクの場合は、洋服以外もお酒も販売してるし、カレーや、コーヒーも、お米、ありとあらゆるものを販売してるので分かるのですが、その業種によっても大体の原価率が決まってるということが分かった。なぜなら「 このコストなら普通はどのくらいの値段を付けるの? 」と聞いているからです。

なので、ボクのビールを高いという人も結構たくさんいる。値段が高いのではなく原価率の話ね。特に酒業界の人。

でもそれはあなたたちのルールで、勝手に高いと判断してるだけで、ボクにはあまりそこは意味のない話。

仕入れの値段から換算して価格を決めてない。だって、実際に現地に何度も足を運んで、試飲して、最小ロット分を発注して、なんならオリジナルの場合は別料金かかるところだってあるし、キャッシュオンのところだってある。( ボクが取引してるところは今のところないけど、最初は信用ないと思うので先にお支払いしますよ!と必ず言います。)また、ヒロナガがロゴのデザインもして、ラベルも自社で発注して、なんならビールも取りに行って、みんなでラベルを貼るという作業量や時間もある。だから値段なんていうものはあってないようなもの。

自分で「 この値段でいく!」と決めるしかないのです。

そしてもう1つ。

よく「 信頼してるからいくらでも大丈夫だよ!」っていう人いるけど、そういう人ほど、実際に最後に精算する時にその最終価格を見たら結構もめます。

だから値段を先に提示するのって、すごい重要。後々もめるなら先に伝える。当たり前のことだけどできてない人が多い。そこで付き合いが終わった人って何度も見てる。結局それまでの付き合いだったということ。全然信頼なんてしてなかったってこと。勇気もいるかもだけど、そこってすごい大事。

みんなもそういう経験あるでしょ?

どんな仕事でもそこには人が動いているといことを忘れてはならない。

としちゃんのリュックについて、たとえさせてもらうと、1万円のお直し代を高いと思う人と、安いと思う人と、適正な価格と思う人がいる。そんなの当たり前だ。

でも大きな工場さんにたった1つのリュックサックのファスナーのお直しを頼むと断られたりもするし、でももし直してくれると言っても、工場によっては、今回は特別ですよ!的にすごい安い価格で直してくれるところもあるでしょう。そればかりは一概には言えることではない。としちゃんのように、小さい縫製屋を営んでいて、何かの作業の合間に奥様がやってくれることもあるでしょうし、でもこれをキッカケにみんながみんな、リュックを送ったり( そんなに壊れてたらそれも問題だけどw )洋服のお直しを頼んだりしたら、時期によっては、断られることもあるということ。

信頼って言葉。信用って言葉。これって実は簡単には使えない。

ボクが紹介するお店、商品、サービス、あるいは人。書籍もそうだし、映画もそう。

ボクが紹介するとみんなが購入するスウェット

決して軽はずみには紹介できない。

ボクが紹介すると誰かが欲しくなる仙禽グラス

だってもしかしたらそこでミスが生まれるかもしれないし、思ってたのと違うという違和感が生まれるかもしれない。人の判断は人によって異なるのだ。

ボクがClubhouseで紹介したらめちゃ買ってくれる人が多かった宮島の牛マン

人からただ聞いたことを紹介はしない。経験、体験してないことを紹介しない。知ったかぶりをしない。

ボクは自分が良いと思ったものしか紹介しない。

だからこそボクは今のところ一部の人に、信用、信頼されてるのかもしれない。

そんなことを思いました。

さて、今日は奥ノ谷塾の1回目の講義です。ゲストには坪田さんをお出迎えしてます。とっても楽しみ。そのことはまた明日にでも書きますね。

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