一番見るべき相手は、目の前にいるお客さま。

一番見るべき相手は目の前にいるお客さまです。

あ。写真と今日のブログの内容は一切カンケーありませんのであしからず(笑)

会社を辞めた人が独立して、起業し、同じ業界で働くって事ってよくありますよね。
その際、以前いた会社でお取引きしてたお客さまと取引を結ぼうとする事が多い。というか、そうじゃなくちゃやっていけませんもんね。さすがにいきなり新規の取引先だけで会社を経営できるなんてこと、なかなか難しいから。

ボクたちアパレルという業種であれば、同じお洋服屋さんに営業をかける。という事になる。今でさえ、そういう事って少なくなりましたが（たぶん）、昔はそんな事がしょっちゅうあったそうです。

その際、ある経営者は、以前いた会社の取引条件より安くしたり、ゆるくしたりして、新たなに取引を結んだり、また、お店側の方も「 以前の会社でお世話になったから 」とお付き合いで取引をしたり、また、「 こういうご時世だからね 」と言って断る場合や、「 前の会社の信用があったから、まだアナタの会社は信頼できないわ。」とハッキリ断る場合があったりする。

まぁ。お店側にとっての応えはマチマチですよね。これ当然。

以前いた会社の時と条件を変える。って、色々あって、カンタンに言えば、掛率を安くしたり 、委託にしたりすること。でもこれって、あんまり賢いやり方ではない。つまり以前いた会社と競って、自分のところの商品をもっと置いてもらおうと努力するわけですからね。

我々の業界も、ご多分に漏れず、今本当に厳しい環境にあります。

そのお洋服屋が売れてなければ、良い条件に飛びつくところだって大いにある。昔決めたお店のコンセプトとは全く異なり、店頭のお洋服が委託商品のモノばかりになる。もうね。お洋服がグチャグチャにかかってる状態。なんでもアリって感じ。無論、お店は売れた分だけメーカーに支払えばいいし、なんのリスクも張らないから、そっちを選ぶことだって多い。

でも果たしてそれでいいのでしょうか？

お店のコンセプトや、テーマ、こだわりが一切なくなり、安価な商品、委託商品ばかりを取り揃えたお店が、これまでに何軒も何軒も潰れるのをボクは目のあたりにしてきました。

安い方を選んだり、委託の方を選ぶって、それは洋服屋さんの自由かもしれない。だって好条件の方が良いに決まってるもん。でもね。そっちばかりに気を取られ、自分のお店の有利に働くことばかり考えてては、どんなに好条件でも、そのお店は売れやしないってこと。リスクなくして○○なし。とは、よく言ったもんですよね。

それとね。冒頭でも述べたけど、こんな事もあったりするらしい。

独立したその人が、以前営業で担当してたお洋服屋にアプローチをかけようものなら、以前いた会社の人間が、そのお洋服屋に警告を出す場合もあったりする。あの人と取引しないでください。あの人の会社でお洋服を買わないでください。ってね。

まぁ。何が言いたいかって言うとね。そんなもんはどうでもいいわけです。

争ったってしょうがないし、その人にだって生活がある。どんなにその人が好条件を突きつけても、それに負けないくらいの魅力的なモノ(商品以外)を提供すればいいわけです。

伝わってますかね？

それでもそっちの会社を選ばれた場合は、自分の会社、扱う商品に魅力がなかったと思うしかない。それが、値段とか、条件とかが理由だったとしてもです。

選ぶのはお客さま。

全てはそれに尽きる。その会社を選ぶのも、その商品を選ぶのも、その値段を選ぶのも、その条件を選ぶのも、そして、その人を選ぶのも、お客さまです。

そして結果、自分の会社、自分の事を選んでくれた暁(あかつき)には、そのお店に、その人に、それ以上の価値を提供すればいいワケですから。

これってどんな商売でも同じですよね。誰かと競ったってしょうがない。だからもう一度言いますね。

一番見るべき相手は目の前にいるお客さまです。

そのお客さまに喜んでもらえる事をひたすら考え、そして行動する。これが商売の鉄則だとボクは思う。

別にこの3人で、そんな話をしたワケじゃないんだけど、、、なんかふと、こんな事を思い、ブログに記しました。

いつもボクのブログを読んでくれてありがとうございます♡

では。では。