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作り手の想いも。購入した人の想いも。SNS上で作ったブランドだから、関わる人達にそれを全部伝える事ができる。

国内の工場さんがビックリするらしいです。

知る人も少ない。知らない人は当然知らない。ヒラヤマ。

知る人ぞ知らない。知らない人は全く知らない。彼の名はヒラヤマ。

今月末に上がってくるKEISUKE OKUNOYAの第6弾、第7弾のVネックTシャツ、クラッチバッグ。そして先日発表したオックスフォードのシャツは、親友でもあり、後輩でもあり、付き人でもあり、赤の他人でもある、彼に作ってもらいます。( たぶんブログにこれを書いた時点で、彼は極度のプレッシャーから、震えが止まらず、眠れず、嗚咽と嘔吐を繰り返すことは間違いナシ。それくらい気が小さいオトコですw )

今挙げたお洋服は、既にヒマラヤに発注を終えたんですが、、、VネックTシャツは茨城。クラッチバッグは栃木。オックスのシャツは福島と、それぞれの工場で作って頂きます。( っていうか、今書いてて思ったんだけど、ただでさえ過密スケジュールなのに、ボク、全部の工場さんに行けるのかなぁ。。。)

そんなヒマラヤ山脈が、各工場さんへ発注依頼する際にビックリするらしいんです。

VネックのTシャツで800枚。クラッチバッグで200枚。シャツで350枚。

工場さんは口を揃えて「 え?国内で作るんですか?」って。更に「 これって、1型の数量ですよね? 」

それくらい、今、中小のアパレルは( いや、大企業でもそうかもしれない。)発注数量が少ないってこと。しかもそれだけじゃなく、メーカーはコストを少しでも下げる為に、国内ではなく、海外、つまり、中国や韓国、ベトナム、インドネシアなどに生産工場を変え、少しでもコストを下げようとするわけです。( でもこれってとっても大切な事でもあるんですけどね。)

しかもボクの作ってるお洋服の値段は高いからなおさら。

国内の工場さんはそういった傾向を垣間見てるから、余計に驚くわけです。

ボクは日本で作る事にこだわっています。

あ。でもね。こんなカッコつけて言ってますけど、それは日本の文化を知ってもらいたい!とか、日本のモノ作りを感じてもらいたい!とか、その辺のメディアで騒がれてるような大それた事じゃなく、ただ単に購入してくれた皆さんに安心してほしいから。目の前のお客さまに喜んでもらいたいから。( 海外がキケンって事じゃなくってね。)

正直、購入してくれた皆さんって、モノ作り( お洋服 )の事、あんまり知らないですよね?(笑)

って、買ってくれた人だけじゃなく、ほとんどの人はあんまり知らない。

国内に工場がある事で、ボクがそこに足を運ぶ事ができるし、作ってくれてる人たちに感謝のキモチを伝えつつ、皆さんにもお洋服ができるまでにこれだけの時間と、これだけの人の手がかかってるということを見せたい。そしたらもっともっとお洋服を大切にしてくれるだろうなって。それがまぁ、一番の理由です。

< 前回の綿カーディガンを作って頂いた山形の工場視察のブログがとっても反響がありました。>

また、今回こそ、友人に依頼をかけてますが、過去も、そしてこれからも、ボクの会社、ピーアイと長年お付き合いのある工場さんに依頼するつもりです。ウチの会社のブランド、エムビーやロイヤルアスコット、そしてフラムクリップを作って頂いてる工場さんでね。

ご存知のように、今、ボクたちの業界は、ご多分に漏れず、非常に厳しい環境にあります。( これって、ファッション業界に限った話じゃないですよね。) そんな中、少しでもボクが作るお洋服で、微々たるものかもしれないけど、工場さんを盛り上げていきたい。というキモチが強くあります。

こんなご時世でも、こんなにがんばってるメーカーがあるよ。勢いあるよ。革新的なことしてるよ。ケイスケやってんぞ。ってね。

そうすると、自然と工場さんも元気になる。そこで働くみんなが明るくなる。

ボクはそう思ってます。

とはいえ、工場さんは、そこまで中身を理解してないと思う。もちろんスゴいな。って思ってはいてくれてるとは思うんですけど、このお洋服達がSNSだけでこれだけの注文をもらってる事を。お洋服のオーダーも常に1週間待たずに締め切ってる事も。リスクも張らず、ほとんど注文通りに発注してる事も。

でも別にそれはそれで良いと思う。そこまで深く知る必要はないもんね。

それ以上に、ボクが工場へ足を運び、工場さんの雰囲気や作業風景、それを動画で撮り、皆さんにお伝えし、そしてその商品が上がって、皆さんの手元に届き、皆さんが喜んでSNSを使って投稿してるその姿を工場さんで働く人達にお見せして・・・。って、それができたらいいかなって。

以前も話してるし、商業界にもその内容が載ってますが、工場さんは、自分たちが作ったお洋服を、購入してくれた人達が着てる姿なんて見た事がないんです。

メーカーから注文がきたモノをただただ作り、そしてボクたちメーカーに送り出していく。その時点で彼らの仕事は終わり、また次の作業に入っていく。

だからこそボクが見せてあげたい。

こんなにも喜んでくれる

こんなにもたくさんの人が喜んでくれる姿をね。

そしたら絶対に感激してくれるでしょう。そしてまた、よし。お仕事がんばろう。そういう人達の為にもっとがんばって一生懸命作ろう。って思ってくれると思うんですよね。

今はSNSがあるからこそ。それができるし、現にボクはそうしてる。

皆さんが着てる綿カーディガンの時もそうでした。

皆さんが今着ている綿カーディガンの時もそうでしたよね♡

作り手の想いも。購入してくれた人の想いも。ソーシャルメディア上で作ったブランドだから、最初から最後まで、それに関わる人達に全部を伝える事ができる。

こんな素晴らしい事ってないですよね。

これからのKEISUKE OKUNOYAにも乞うご期待。

これからもボクのお洋服、、、というか、ボクに関わる全ての人達に、ステキな感動や体験をお届けする事を誓います!!

よし。

マジメなブログ書いたし、あとは、茨城や、栃木や、福島で工場見学しつつ、美味しいモノ食べよう。そうしよう。それも目的の一つだなんて言えない。絶対言えない。

では。では。

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