育った環境も性格も全く異なる2人がいつの間に共感し合い、尊重し合い、固い絆で結ばれていく。きっとあなたも優しい気持ちになる事間違いなし。映画グリーンブックの感想。

たしか前にもブログで触れたけど、この映画の事もちゃんとブログに載せておきたくて。

はい。今年度アカデミー賞作品賞、そして助演男優賞を受賞した映画、グリーンブックについて。（ 今日はkisobar’s talkだから、ブログを書く時間がないからとかはないよ！絶対！でも観に行くよ！みんなでグリーンブック！）

で、下記はFilmarksにも書いたボクの感想。ちょっとだけ加筆して載せますね。

見事第91回のアカデミー賞作品賞を受賞した「 グリーンブック 」

とはいえ、作品賞を取ったからといって、過度な期待をすることなかれ。と思い鑑賞しに行きました。なぜなら昨年はシェイプオブウォーター、その前はムーンライト、その前はスポットライト世紀のスクープ、そしてその前はバードマンと、ね？この流れ見れば、さすがに分かるでしょ。（ あ。ちなみにボクは全部好きです。）

そんな思いで観に行ったらまさかでした。そう。今年のアカデミー作品賞は全然違った。テーマやストーリー（ 人種差別問題 ）さえ、選ばれがちかもしれないけど、えーと、シンプルに素晴らしい映画。誰もが好きになるであろう映画って意味です。

ストーリーは下記の通り

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。

最も、アメリカ国内では色々と物議を醸し出していて（ まぁ、これもいつものことか ）完全に白人目線の映画じゃないかと、たくさんの人が批判しているとかしてないとか。とはいえ、ボクら日本人はこういう人種差別が昔からあった事をよく知らないといけないと思うし、色々と考えさせられる映画でもありました。

終わってみたら、もうね、めっちゃ心が温まった。笑いあり、涙ありの、音楽、友情、そして家族といった良質なハートフルコメディ映画。育った環境も、性格も、全く異なる2人がいつの間に共感し合い、尊重し合い、固い絆で結ばれていく。きっとあなたも優しい気持ちになる事間違いなしです。

ムーンライト以来、2回目の助演男優賞を受賞した天才ピアニスト、シャーリー役のマハーシャラ・アリの演技が本当に素晴らしい。なんなん、あの存在感。また、主演男優賞にノミネートされた（ 受賞者はラミマレック ）トニー役のヴィゴ・モーテンセンも不器用ながらもそれがより人間らしく、最高でした。

そしてケンタッキーフライドチキンを食べたくなったのはボクだけじゃないでしょう。あ。でも窓から骨をポイ捨てしちゃダメよ！笑

最強のふたりをちょっと連想する人も多いんじゃないかなー。あとはドリームも。

但し、やっぱりアカデミー賞に選ばれるだけあるね！なんて思ったあなたは、そんなに映画通ではありません！笑笑

そしてそしてこれ同じように黒人と白人の人種差別をテーマにした映画がこれまた現在絶賛公開中のブラッククランズマンです。こちらはね、アカデミー賞作品賞にノミネートされながらも惜しくも受賞はできず、脚色賞を受賞した作品です。プレゼンターがサミュエルLジャクソン、ブリーラーソンだった事も印象的でした。

尚、今作品の監督、スパイクリーが、アカデミー賞作品賞にグリーンブックが選ばれた瞬間に会場を退席した理由がちょっとだけ分かりました。大人げないけど、いくつになってもそういうヤンチャなところって結構魅力的だったりします。どちらかと言うと、ボクもこっちが作品賞っぽいなーって思った。（ おそらく映画好きな人は分かるはず ）同じ人種差別を扱う映画でもこうまで変わるとは。

感想はこちらから観てね。

いやー。映画ってやっぱり最高です。あなたにも絶対に観に行ってほしい作品です。なんか当たり前かもしれないけど、今のところグリーンブックが今年ベストかなー。

本予告はこちらから観てね。