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中小企業だからこそできる素晴らしいこと。

今日も会社裏のTO THE HERBSで打ち合わせ

今日も会社裏のTO THE HERBSで打ち合わせ

以前もアメブロでも書きましたが、信用情報を見てたら、ボクが昔働いてた会社の事がまたしても記事になってました。
そこには「 債務超過 」という文字。以前から危ない危ないと言われてましたが、まさかここまでになってしまうとは(涙)

債務超過とは、債務者の負債の総額が資産の総額を超える状態であり、資産を全て売却しても、借金などの負債を返済しきれない状態のことをいう。

過去、売上のピークは約180億。上場まで果たした会社でした。
こちらの会社では本当にたくさんの経験をさせて頂き、ボクの今があるのは、この会社のおかげだと思っているので、とっても残念です。

・・・なんとかならないもんだろうか。

退職したのは、もう8年以上前になるのかな。当時、まだ会社の調子はとっても良かった。( ピーク時より売上は下がっていたけど。)

しかしながら上場した後だったので、以前(上場前)と環境は異なり、少しづつ昔からいる社員の口からは、「 変わった 」「 前の方が良かった 」というような声が聞こえてたのは確かでした。

退職した後、仲の良かった人達と集まる機会が多かったのですが、どの人から出るコトバもその会社の愚痴ばかり。「 オク(ボクの事ね)はイイよな~ 」「 良い時に辞めたよね~ 」みたいな事を言われる事が多かった。

確かに環境は厳しくなってきたけど、いや、ボクの後、更に悪くなってきたみたいだけど、なんかそれっておかしくないかな?って思ってました。

毎回毎回そんな話なもんだから、ボクもどんどん離れていって、今でも会ってる人って、、、果たして何人いるのかな?

もちろんイヤになったワケではないし、何人もボクのブログを読んでくれてるらしいので(笑)、もちろん機会があれば会うつもりですよ♪( なんかエラそうだね。)

ボクは、以前いた会社の悪口を絶対に言わない。( それはボクに会ってる人は分かってくれると思います。だよね?平山。 )

思ってたとしても、それは自分の心の中に留めています。

だって、最初にも書いたけど、ここでは本当にたくさんの経験をさせてもらったし、そりゃ、ツラい事ももちろんあったけど、スゴイやり甲斐があったんです。

某ブランドの立ち上げに携わり、海外へ行く事多々。新規のお店とのお取引を多く開拓していきました。
1年に1度ある会社のキックオフパーティーでは、責任者を任され、会社全体だけじゃなく、お得意先や仕入先を盛り上げることに徹しました。
日韓ワールドカップの際には、会長室に飛び込み、直談判して、長居競技場に当時の会長と「 日本 対 チュニジア 」を観に行きました。(笑)
更にボクが辞める時、みんなに送別会をされるのがイヤだったんで、自分で銀座のホテル貸し切って、会費取って、自身で「 送別の宴 」というものを開きました。(笑)

いや、それ、アナタだからできるんだよ。って思われるかもしれないけど、全然そんなことない。( いや、そんなことあるか )

とにかく必死だったんです。そして仕事が楽しかった。多くの仲間たちとの出会いもあったし、そしてなにより、ボクはそこの会社からお給料を頂いてた。

会社の状況はどうあれ、ボクは悪口を言わないし、言えない。

だって、

誰に成長させてもらったの?
誰のおかげで今その仲間たちと会えるの?
誰のおかげでアナタの今があるの?

変わったとか、あそこはヒドイ、とか、ざまーみろ。とか、思ってる人がいたら、ボクはその人の気がしれない。( 現にいるしね。)そういう人達に限って、全然辞めないし、ずっと会社に在籍してたもん。そんな人はきっとどんな会社に入っても、また同じコトを言うだろうなって。ボクはそう思う。

会社の方向性、やり方は色々と変わる。それで不満が出るのも仕方ないこと。でもそれを寄ってたかって、グチグチ言っても仕方ない。
もしかしたら、そんな人達の集まりだから、今会社はそうなってしまったのかもしれないとまで思ったりもする。( ごめんなさい。言いすぎました。)

でも確かにあの会社はデカくなりすぎた。
とにかく売上の拡大を目指し、ありとあらゆるマーケットを狙うようになり、商品の上代(値段)を大幅に下げ、大量に販売し始めた。それにともない、生産国を変え、商品のクオリティを落としていった。などなど、考えると、原因は他にも色々あるんじゃないかな。

もう1つ、とっても大きな気づきがあって。
前の会社は超!有名な芸能人を起用し、広告をかけてたんですよ。CMはもちろん、雑誌、看板、店頭ポスターなどなど。
最初の内は、とにかく注目度が高いので、当然たくさんお洋服の注文は入りました。でもたとえ超有名人だとしても、もうその人のイメージCMみたいだったし、ターゲットも全く異なるし、もうそのブランドの広告というより、その人のイメージCMみたいになってしまっていた。結果、いつの日かお客さまには伝わらなくなってしまった・・・。

確か、docomoのCMで以前、向井理を起用してましたよね?
あれ見て。「 キャ―、向井理カッコいい!大好き!」 「よし。スマホ、docomoに変えよう!」って思います?

淡麗グリーンラベルのCMでジョージクルーニーを起用してますよね?
あれ見て。「 うん。ジョージクルーニー、超カッコいい!サイコー!!」 「 よし。淡麗グリーンラベルを買いに行こう!」ってなりますか?
( ちなみにこれ、こないだのLIVEで米倉先生が話しててハゲシク共感しました。)


ボクはならないと思う。
( あ。ボクはですよ・・・。)

お洋服だって実は同じ。
どんな有名人を起用したって、イメージ重視じゃ伝わらない。
遠い存在より近い存在。知らない人より知ってる人。信頼できる人。共感できる人。

人は、そういう人からモノを買いたい。

・・・そう思いませんか?

短パン読本 創刊号

距離の近い芸能人 短パン社長の短パン読本 創刊号

たった1日で短パン、、、めっちゃ売りましたもんね。このヒト。

って、上手くつなげてキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

と、、、、だいぶ長くなってしまいましたが、(笑)

大手では、こういった企業が、もしかしたら多くありませんか?
果たしてその会社はどうなったか。いや、これからどうなってしまうのか・・・想像するだけで恐ろしい。

ボクたちの会社はこうならない。ま。そもそも会社も小さいし、上場なんて目指してないですからね。
それに本当に長年、仕入先(工場)さんも変えたりもしてないし、クオリティも下げないし、値段もずっと守ってる。
お客さまはもちろん、仕入先さんをとても大切にしているし、信用してるし、ものすごい愛がある。

最初は色々と戸惑ったけど(笑)、本当にスゴイな。って思った。いや、そう思って、今は仕事をしています。

決して大きな会社を目指すのではなく、変化を恐れず、たくさんの事にチャレンジして、小さくても強くしなやかな会社を作りたい。

それがボクたち中小企業のできることであり、素晴らしさでもあるから。

引き続き、がんばります。

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