オープニングからエンディングまで、これほどまで緻密に創られた舞台、撮影、そして演技をボクは見た事がない。「 1917 命をかけた伝令 」がとんでもない映画だった。
アカデミー賞作品賞大本命だったにも関わらず( ボクの予想も )「 パラサイト 半地下の家族 」の勢いに負けて、惜しくも賞を逃しましたが、めちゃめちゃこの日を楽しみにしてました。
結果、アカデミー賞では、撮影賞、録音賞、視覚効果賞の3部門を受賞しました。
もう終わった後は放心状態で正直疲れました。笑
体調万全での鑑賞をオススメします。(お酒飲みながら観ると酔います。)
また、日本版の予告では「全編ワンカット」と出てますが、正確にはワンカット風に見せていて、ワンカットなのはワンシーンの事を指しています。
でもその表現が間違ってるって、ツイッター上でプチ炎上を起こしてますが、問題はそこか?って。
どこもかしも間違い探しばかり。人の弱みにつけ込むツイッター民が多すぎる。
映画を愛してるのであれば、そんな事は問題ではない。この素晴らしい映画観て何を思い、何を感じたか。大事なのはそこだろってね。
この撮影風景見て。ホントヤバいから。
アカデミー賞ではパラサイトに敗れ作品賞を逃したものの、撮影賞など3冠を達成した『1917 命をかけた伝令』がいよいよ2月14日に公開。各シーンをすべてワンカットで撮影、全体を継ぎ目なく繋げることで驚異の“全編ワンカット”を実現した本作。撮影風景はまさに圧巻の一言。pic.twitter.com/tvxhP3BEVJ
— INSPI(インスピ)|広告デザインとアイデアの教科書 (@inspi_com) February 10, 2020
「 007 スカイフォール 」のサムメンデス監督はもちろん、1917スタッフがとにかく豪華。撮影監督にロジャーディーキンス。「ブレードランナー2049」でも有名です。編集は「ダンケルク」音楽は「ショーシャンクの空に」ね。これ聞いただけでヤバいでしょ。
思えば「 007 スペクター 」のオープニングでメキシコシティのパレードシーンもワンカット(長回し)だった。
サムメンデスはその頃からワンカットの撮影願望があったのかもしれないね。
そして英国が誇る実力派の俳優陣、カンバーバッチに、コリンファース、そして、マークストロングがたったの1シーンだけ登場するという贅沢さ。もう最高。
「 あらすじ 」
若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を描いた作品。
主人公のスコフィールドを演じたジョージマッケイの鬼気迫る演技にも圧巻。なぜ彼がノミネートされなかったんだろう。
終始緊張感がハンパなくて胸の鼓動が止まらない。数々の圧倒的な映像シーンや爆破音に心震え、途中息苦しくなった。( 血のニガテな人、戦争映画がニガテな人、あとは女性1人で観に行く事もオススメしません )
まるで自分がその場にいるような臨場感。こんな映画に出会える事はなかなかない。多くの人が「ケタが違う。」という感想を述べていたのも分からなくない。
この映画を映画館で観ないなんて選択肢はない。PCやタブレット、スマホで見るなんて許されない。サムメンデスに失礼!是非ドルビーアトモスか、IMAXで観てほしい!
また観に行きました。『1917』今度はIMAXで。臨場感がまるで違う。サムメンデスはもちろん、ロジャーディーキンス撮影監督も本当に凄い。多くの人が「没入感」という言葉を使ってたから調べてみたら「他の事が気にならなくなるほど、ある対象や状況に意識を集中している事」を言うんだって。まさに!! pic.twitter.com/eGwUupyL1u
— 短パン社長 奥ノ谷 圭祐 (@Okunoya_jr) February 15, 2020
特に難しく考えることはない。内容は「あらすじ」にあるように至ってシンプル。
「 命をかけて伝令を届けよ!」です!!
オープニングからエンディングまでこれほどまで緻密に創られた舞台装置、撮影、そして演技を観たことがありません。最後は1917スタッフにスタンディングオベーションを贈りたかったくらい。
とにかく観に行け!
走って行ってこい!笑
行けば分かるさ!
本当に素晴らしい作品でした。
予告動画はこちら。
最後はサムメンデス監督のインタビュー記事から。
私は映画を撮るたびに何か世界に影響を与えたいと願っている。私はストーリーテラーであり伝えたい物語を作品にする。但し公開されれば意に反した受け取られ方をする事もある。でもそれでも構わない。人に教訓を与えたり洗脳するつもりはないからだ。なると信じている。
いやー。映画って本当に最高ですね。
そんなボクの大好きな映画を、今年はTANLAB LABでみんなと一緒にたくさん観れると思うと楽しみで仕方ない。