繊研新聞のコラム「 私のビジネス日記帳 」の第3回目(最終回)は、人を見る目について。
アパレル業界紙、繊研新聞の「 私のビジネス日記帳 」のコラム第3弾。今日が残念ながら最終回です。また登場できるようお洋服の方もがんばります。
ちなみに第2回目は下記のブログでどうぞ。
尚、第3弾のテーマは「 経営者は人を見る目も付けなければならない。」ということ。なんと!今回はうちのヒロナガについて触れています。
下記全文。良かったら読んでね。
人を見る目
今の若い子はすごい。学ぶべき点が大いにあります。だからこそ履歴書や成績表では見えない面に、ボクたち経営者は気づかねばと思うのです。
わが社で活躍するヒロナガは、入社5年。当時は、大丈夫なのか?って思うほど基本的なことができない男でした(笑)。でも、ある一つの仕事を依頼した時、個性が発揮され、今では「Keisuke okunoya」ブランドになくてはならない存在です。
学校で学んだことよりも、その人の好きなことを。洋服はもちろん、映画や小説、音楽が大好きな彼の個性を生かしてあげる。すると、その好きを洋服に存分に詰め込んでくれました。例えば、Tシャツを入れるパッケージには村上春樹の有名な小説のメッセージを入れ、ノベルティーのグラスには、ある映画のマニアックなセリフを使う…。そんな風に、遊び心満載のブランドに変わっていきました。
今はもう、ボクが商品をプロデュースした後は、全て彼にお任せ。ケアレスミスはまだ多いけど(笑)、それを補うのがボクたちの仕事。当たり前の仕事なら、練習すれば誰でもできる。でも、その人にしかできないことを考えなきゃ。
スマートフォン一つで多様な仕事をこなせる時代。SNSはNGとか、仕事中はスマホ禁止という会社は少なくなったと思うけど、時代に合った仕事をしていかなきゃ、瞬く間に消えてしまう。新旧の融合。これが、ボクたちのような中小・後継経営の会社にとって、ビジネス成功のカギになるのではないでしょうか。(ピーアイ社長)
はい。
いかがでしたでしょうか。聞いたことある話かもしれませんが、新旧の融合がこれから先もとっても大切だとボクは思っています。そう。それがROUNYAKUNANNYO!上から読んでも下から読んでもROUNYAKUNANNYO!!
そんなヒロナガさんについてはよくブログに登場していますが、2年前に書いたこのブログが今も尚、ベスト20入りしています。
いつ見てもハンパない。ボクの中でも「 一生滑らない話 」として語り継がれるであろう出来事です。